薬局に行って目薬のコーナーを見ると、非常にたくさんの種類の目薬が販売されていますよね。

コンタクト用や子供用、年齢に合わせたものや清涼感があるもの・ないもの、とろみのある目薬や、目に沁みない目薬などなど実に沢山の目薬が取り揃えられています。

逆に市販されていない、「視力回復する目薬」というものがあります。

これは調整麻痺剤（ミドリンM）という目薬で、眼科医の診察を受け、処方箋を出してもわなければ入手できない目薬です。

この、視力回復する目薬は毛様体筋などの、目のピント調整を行う神経や麻痺させて 目を目薬で強制的にリラックスさせます。

目を強制的にリラックスさせることで視力回復へつなげるわけです。

ただ、点眼後は視界がぼやけたりして見えにくくなってしまうことと、点眼後に瞳が大きく開いてしまうので、薬の効能や上記の点からから考えても、この目薬を使用するのは就寝前での使用となります。

調整麻痺剤を視力回復の薬に使用する場合でも言えることですが、 医師の指示に従い、使い方も使用量をきちんと守って使用しましょう。

目薬は簡単に入手できる「薬」ではありますが、やはり自分の目の症状に合った目薬を選ぶことが大切でしょう。

視力回復の方法のひとつに、「目のツボをマッサージする」ということも挙げられます。

女性の方であれば、お風呂上りや寝る前に目の周りを軽くマッサージしたり、優しくツボ押しされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

目の周りをマッサージしたり、ツボ押ししてあげることで、目の周りの血行や気の流れが良くなり、 目の下のクマを解消するだけでなく、視力回復にも効果が期待できます。

視力回復だけでなく、疲れ目やかすみを感じる目にも効果があるそうですよ。では、何故視力が回復するのでしょうか。

マッサージやツボ押しをすることによって血行促進や気の流れが回復され、それによって目の組織である「毛様体筋」の弾力が戻ります。

毛様体筋の弾力が戻ると、目の持つ「ピント調節」の機能が改善されるので、その結果として視力回復に繋がるというわけです。

美容の為に行っていたマッサージやツボ押しが、視力回復にも効果があったわけですね。では、目のツボ押しに特に効果があるツボと、マッサージ方法をご紹介しますね。

①、四白
黒目の真下にあるツボで、人差し指で優しく押さえて円を描くようにマッサージをしてください。

②天応
眉頭の真下にあるくぼみが「天応」になります。両手親指の腹部分を優しく押してあげます。

この他にも、目の周りにはツボが幾つかあり、これらはまとめてマッサージしていきます。

目の周りというのは非常にデリケートですので、 ツボ押しやマッサージを行う際には絶対に力を入れないでください。また、押し過ぎにも注意が必要です。

目のツボ押しでの効果を高める為には、事前に肩や首のコリをほぐしておいてから目の周りに取り掛かると効果が高くなるそうです。

いつでもどこでも出来るので、疲れを感じた時に行ってみてはいかがでしょうか。

視力を回復するには色々な方法があります。意識的に「まばたき」を行うことも、視力回復の方法として効果があります。

まばたきというと、毎日、今この瞬間も行っている行為ですが、

・涙を角膜や結膜全体に潤わせる
・栄養分を目に与えながら、不純物（ごみなど）を洗い流す
・一瞬ではあるが、目を休ませている

という役目を持っており、このことから、

・目を外部刺激から守る
・目の疲れをとる

ということを、まばたきは行っているわけです。

俳優さんは演技の最中には意識してまばたきの回数を減らしています。これはお仕事なので仕方の無い事なのですが、普段からまばたきをする回数が少ないと、 まぶたが運動不足になり、目そのものも運動不足になり、結果として疲れ目にさせてしまします。

このことから、まばたきを意識的に行うということが、視力回復の方法のひとつとして推奨されるようになってきました。

まばたきを使った視力回復運動は非常に簡単で、

①、何回か強めにまばたきをする
②、5秒間、目を閉じる

この運動を1分くらい繰り返し行います。 仕事の合間や、学校の休憩時間に行うといいのではないでしょうか。ちょっとした気分転換にもなると思います。

これを行うことで、眼球の血行が促進されるそうですよ。

視力回復の運動のひとつに、「近くと遠くを交互に見る」という方法があることをご存知でしょうか。

近くと遠くを交互に見る、つまり視力回復運動を遠近法を使って行うというわけです。

遠近法を使った視力回復運動の方法をご紹介する前に、「何故、遠近法が視力回復に効果があるのか」を簡単にお話したいと思います。

目というのは、カメラと同じように遠近調節機能を持っています。水晶体を支える「毛様体筋」が、この機能を担っているのですが、例えば、軽い近視の場合、毛様体筋がこっていることによって視力低下が起こるのだそうです。

つまり、肩凝りと同じで、この毛様体筋のコリを解してあげれば視力回復に繋がるというわけです。

では、ご家庭でも簡単に行える遠近法トレーニングをご紹介したいと思います。

【視力回復運動その１】

①、左右どちらの人差し指でも構いませんので、目の前にピッと人差し指を立てます。

②、その人差し指の先端を5秒くらいジーッと見つめます。

③、お部屋の隅にある小物などといった、自分から離れたものを何かひとつだけ10秒くらいジーッと見つめます。

④、①～③を数回繰り返します。

【視力回復運動その２】

①、左右どちらの親指でも構わないので、目の前にピッと立てます。この時、カットバンに何かマークをひとつ書き込んだものを親指に巻いておきます。書き込んだマークが見えるように親指に巻いてください。

②、そのマークを3秒くらいジーッと見つめます。

③、指を立てた方のひじを1秒で伸ばし、その間もマークを見つめます。

④、伸ばしたひじを3秒かけて曲げ、その間もマークを見続けます。

この運動を数回繰り返して行うことで、毛様体筋自体に刺激を与えることができ、視力回復に繋がるというわけです。

「視力回復運動その２」を行う場合は、指を近づける時は必ず3秒かけてゆっくりと近づけてください。もし、早く近づけてしまうと毛様体筋が急激に縮んでしまうので、視力回復とは逆効果となってしまいますので注意してください。